脱出、そしてまた合流

ー暗証番号・・・・・

それを入力する良守。

その場にいる全員が見守る中、ついに

その扉は開かれたー・・・・・。(大げさだぁ!)

 

 

 

take16  脱出、そしてまた合流

 

 

 

 

「あ、空いた・・・・!」

「やっとでられるぜー・・・。」

ドアが開いたことにホッと息をつく一行。

だが、ドアの先に待つ出来事はそうやすやすと都合良く行くものではない。

あくまで、この広い会議室のようなところからでられただけだ。

「ところで・・・これからどうします?」

というのは、ツナ。

 「ウヌ。。書類は手に入れたのだ」

「あとは、行方不明の人を探し出してここから出る」

ここ、旧上層部に来た目的は、書類を持ち帰るだけではない。

もともとは、この場所で何人かが行方知れずになっていて、その中の一人が運よく助かり、助けを呼んだのだ。

一つの目的は達成された。まだ、もう一つある。

「あと、あいつも警戒しないとね」

というアルフォースの言葉にそちらを向く一行(良守・ガッシュをのぞく)

「あ、あいつ?」

「この書類を狙っている敵なのだ」

「な、まためんどいのがいるのかよ・・・。」

ガッシュの言葉に顔をゆがめてめんどくさそうに言うミルモ。

「いま、アレンたちに足止めはさせてっけど・・・。」

「それよか、ここどのへんなんだよ。みちはそこしかねぇけど。」

と、一護。ここは一本道の初め。

奥のほうにはなにやら開けた広い部屋があるように見える。

「とにかく、行ってみるってばよ。」

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場所変わり、薫たち。

モンスターについていってみると、広くて明るい場所があった。

「・・・・なんだよ。ここ」

「・・・人?これって・・・」

その先には人がいた。一人、二人だけではない。十数人はいるであろう。

「やっと来たか、お二人さん。と、かわいいモンスターたち」

「ピカチュウ!」

「クリー!」

突然、声をかれられたかと思えば、薫が抱えてたピカチュウとハネクリボーが飛び出した。

「ピカチュウ!けがはないか?」

「ハネクリボー!やっとあえたなっ!」

主人を見つけて飛び出していったのだ。

「あの二人・・・・・。」

「サトシと十代?」

「あれ、薫とエドワードじゃないか!久しぶりだな!」

と二カッと笑いながら言い出したのは、十代。

「薫さん、エドワードさん。ピカチュウを連れてきてくれてありがとうございます!」

というのはサトシ。

敬語なのは年上だから。というか、この二人いや、一般人からしたら上の人たちだからだ。

「いや、いいんだよそんなこたぁ。」

「あのー、どうも。久しぶりです。」

と、出てきたのは背の低い。

「・・・えーと・・・」

「セナです!小早川セナ!」

「あーそういえば。お前も大変だなぁー。」

というのは薫。セナもここにいた。いきさつはどうであれ、巻き込まれてこんなところにきてしまったのだ。いろいろと。うん。

「それより、ここはどこだ?どうなってるんだこの状況」

エドワードが質問する。

「それは、私が説明しよう」

「高次さん」

そこに入ってきたのは、官軍だという高次さんだった。

「ここにいる人たちは、いま行方不明となっている人たちだ。私もその一人なのだがね」

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「・・・・・・・・・・ここって、ロビーじゃねーか?」

というはミルモ。

「あー、確かにはじめはこんな場所だったかも。」

そう初めの場所。ロビーに銀時たちはきていた。

あのときは暗かったものの、ソファーやテーブルが何箇所かに置いてあったのは覚えている。

今は、目もなれてっというか、明かりが確保できている。

「あれ、銀さんたちもきてたんですか?」

「ケロー。結構な人数でありますなー。」

「きらりちゃん!無事だったんだねー。」

そこには案の定、この三人、、ハヤテ、ケロロ、歌がいた。

むやみに動き回るのは危険だとここにずっととどまっていたのである。

「うん、ちょっと閉じ込められちゃってたけどすぐに出られたしね!」

「閉じ込められたって・・・やはり動かずにいて正解でしたね・・・。」

「まーな。大変だったんだぞ、こっちは・・・。」

「お前ら(ハヤテら)も、こいつら(ナルトら)と同じ理由か?」

「まぁ、そんな感じです」

良守の問いに、ハヤテは答える。

「他にも、ルフィどのや、サトシどの、十代どのもいたのでありますが」

「どこかにいなくなっちゃったんだよね」

「ルフィなら僕たちあったよ」

と、アルフォース。

「本当ですか?」

「うん。今は敵を足止めしてくれてると思う。」

「敵・・・?」

アルフォースは今までのことを説明する。

「そんなことがあったんですか。」

「なんだよ、その敵。俺たちに化けるとか!」

ミルモたちも初耳だ。

そんなの聞いたって見ないと信じられないだろうが、アルフォースが言うのだから本当なのだろう。

「その書類を狙っているんだね」

「・・・・・ウヌそうなのだ」

歌の言葉にガッシュはうなずく。

「なら、先に書類を持ち帰ったほうがよくないか?」

というのは一護。

「行方不明の人たちは?」

「だから、ふたてにわかれるんだ」

「なるほど」

「そのほうが効率がいいですね」

状況が状況なだけに、みんなが賛成した。

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