脱出への手立て

広い会議室。といってもトラップで原型はなくなっているが。

ここには、銀時、ミルモ、きらり、なーさん、一護、ナルト、ツナがいる。

地下室のような場所では

エドワードと薫、そしてピカチュウとハネクリボーはモンスターとどこかに向かっており

サトシと十代は高次と名乗る軍官についていっている

そんな彼らを探し中なのは

ハヤテと歌、そしてケロロ。

戦闘中なのは

赤ずきん、アレンに葵と紫穂。そしてルフィ。

そんな中から書類を持って出口にむかうのは

ガッシュと良守。そしてアルフォース。

 

そして、物語は、この三人から続いていく。

 

 

 

 

take15   脱出への手立て

 

 

 

 

タタタタタタタ・・・・・

どこまで続くのかわからない長い廊下を3人は駆け足で進む。

少しだけ息は上がっているがまだ大丈夫そうだ。

「どこまで続くんだ、これ」

先頭の良守は少しまあいっているように言う。

「書庫に行くまでにあんなにかかったんだから仕方ないよ。」

と、アルフォース。彼に疲れたということはおそらくないのであろう。

「にしても・・・この書類には何が書かれているのだ。」

ガッシュは動き回っているのでこの中では一番息が荒くスペースも遅い。

でもそんなことでへこたれるガッシュではない。

「さあな。でもやつが狙っているということはそうとうなものだろう」

相当な書類。そういえばだれかがこの世界と原点の秘密的な何かかがかかれているってい言ってたっけ。

「奴の狙いがその書類ならまた襲ってくるかもしれないね。油断はできないよ」

「わかっているのだ」

そういうと、ガッシュはペースをはやめた。

そして、カーブを曲がった時、彼らは落とし穴にはまったのである。

「おいおいおいおい。どうして俺らまでここに落ちなきゃならね~んだ。」

あせって、でも怒れる様子でこぶしを握り締めて良守が言う。

「でも好都合なのだ!これで奴らとの距離ができるのだ」

「確かにそうかもね。でもこれどこまで落ちるんだろう。。そろそろかな」

「なんでお前ら冷静なんだよ」

なんともお気楽な二人の発言に良守はやれやれといった感じで突っ込む。

そしてその先には・・・・・。

 

「ケツアタック!」

「おりゃぁぁあぁ!」

「螺閃丸!」

「月牙天衝!!」

「っ!!」

数々の技を放つ。

狙いはただ一つのドア。

彼らは実力行使を狙ったのである。

<ドがぁぁァsぁぁァン!!>

そこにものすごい音が響き、白い煙が舞う。

「や、やったの・・・!?」

「ななっ!?」

きらりとなーさんは歓喜の表情を浮かべていった。

煙が自然に薄れていく。そこにはぽっかりと空いた出口に続く穴があるであろう

と思われた。

だが・・・・実際に彼らが見たのは

「え。。」

「嘘・・・・・・」

 

だいぶ攻撃と後と思われる傷がいくつもついてはいた。

いたのだが・・・・肝心の出口がない。さらにドアも開いていない始末だ。

「うわー・・・頑丈だねなーさん」

「な」

まったくもってきらりの言うとうり、そこにいる誰もが唖然としていた。

「もしかしたら、衝撃であいてるかも知れないってば!」

まんがでならぱぁぁあぁぁという表現がでるであろう笑顔を見せて、ドアに向かうナルト。

ガチャガチャ

しかしながら、ドアはあかなかった。

「なんでだってばよー・・・。」

ズーンとした表情のナルト。

「やっぱり暗証番号がいるんでしょうね。」

というツナ。それはそうであろうに。

「でもさっきのを何回も繰り返せばいけないこともないんじゃないか」

と真剣に言う一護。

「何回やるんだよ。あー、なんかたるくなってきた」

やる気のない感じで銀時は言う。

「もうここで助けを待とうぜ。」

と寝そべってミルモもいう。

「Xバーナがつかえればいいんだけど・・・。」

たしかに、Xバーナが使えれば一発でできるだろう。でもあれは負担が大きい。切り札だし。

「それだってば!」

ナルトはツナに駆け寄ってズバリという。

「それ!Xバーナつってたっけ?それ使えば出られるんじゃねーか!」

「ええ、そんないきなり言われましても・・・。」

それにツナはたじろく。

「いいから。やってみるってばよ!」

なおもツナの肩に手を置き、進めるナルトにツナは滝汗を流す。

(やっぱりこういうタイプはちょっと苦手かもー!)

「えと、ナルトくんの影分身でやってもいいんじゃないですか?」

「あっそっか」

納得してくれたのだろう。手を離し言うナルトにツナはほっと肩をおろした。

「よーし、影分<ドがっ>

張り切って影分身をしようとしたナルトに覆いかぶさるように何かが落ちたような音が鳴る。

そしてその場にいたもの全員がそちらを向く。

「あ・・・やっと下に着いたみたい。大丈夫、二人とも」

「ウぬ、平気なのだ」

「な、なんとかな」

この三人だ。

良守とガッシュはアルフォースに抱えられる体制になっていた。

「なんなんだってばよ・・・」

唖然とするナルト。

「あれ、ナルトじゃないか。ほかのみんなも。」

それに気付いたアルフォースはその場を見渡し言う。

「あ、3人とも無事だったか」

「そっちこそ」

銀時と良守だ。

そして、彼らは互いのことを話す。

 

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「やっぱりやつはあの書類目当てだったんですね」

と、アレン。そんなに疲れている様子はない。

「早く追いかけないと!ガッシュたちが危ないよっ!」

赤ずきんは少しだけ焦り気味でいう。

「大丈夫だと思うけど」

「まぁ、すぐ追いつくやろ」

と比較的やっぱり冷静な葵と紫穂。

あのあと、すぐに敵はにげた・・・・。というか立ち去った。

おそらく書類を追ってのことであろうと推測される。

4人はガッシュたちのあとを追いかけることになっていた。

 

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「なるほどな。」

良守は納得した様子でうなずく。

「ここからでるには暗証番号が必要なんだね」

アルフォースが内容を代弁する。

「まぁ、そういうこった」

銀時は腕を首の後ろで組んで言う。

「まぁ・・・この努力の跡は察するよ」

少しあきれたような顔でいう良守。

「でもその暗証番号がわからないのだな」

ガッシュの言うとうりである。

「あ、そういえば・・・!」

アルフォースは何か思い出したように切り出した。

「なんですか」

「これ。さっき落ちてくるときに良守のポケットから落ちてきたんだけど・・・・。」

そう云いながら一枚の紙切れを差し出す。

「これって、書庫で拾った紙切れじゃねーか」

そう、良守の式神が拾ったあの紙切れ。

良守が受け取り、その紙を広げる。

そしてそれをのぞきこむ数名。

「ねぇ、それってやっぱり・・・」

『暗証番号!!!!??』

 

 

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