旧上層部本部、書庫前のろうかにて。
ここでは、戦闘が行われていた。力はないものもの、さまざまな技をきこなしてくるので苦戦中。
なぜなら、敵は姿を多様にかえて攻撃してくるからだ。
力は本人には程遠いが、いろいろと効率的に技をつかってきて意外と強いのであった。
「なんなんですか、これは。」
アレンはため息をついていった。
「さあな。でもこいつは俺たちの技使ってくる。」
「ロボット・・・みたいなものじゃないかな。そういう生物・・・とか」
「・・・この書類、何か重要なことが書いてあるかもしれないのだ。」
「僕らに知られてはいけないようなことでしょうか」
「ウヌ、たぶんそうだろう」
やつが狙っているのは、例の書類。
その書類を持っているガッシュは狙われていて、息はすでに上がっていた。
take14 からくり屋敷?
「おーい、ピカチュー?」
「ハネクリボー!どこだぁー?」
こちらはサトシと十代。二人は例の2匹をお探し中だ。
「こっちにはいませんでしたよ。」
「どこにもいないでありますなぁ」
「ほんと、どこにいっちゃったんだろう・・・ルフィも」
上から、ハヤテ、ケロロ、歌である。
5人は、はぐれたピカチュウ、ハネクリボー、そしてルフィも探しているようだ。
この人たちも旧上層部本部に来ていた。
書類探しだ。
書類には、この世界にかかわる重要なことが書かれているらしい。
敵にあたえれば、世界が終わるかもしれないといわれてここにきたのだ。
アニメニーズ全員がいくべきだったが、どうやらこれはここにいる人にしかわたっていないみたいで。
「にしても、なんでぼくらが?銀さんたちはどうして呼ばれてないのですか?」
「さぁ、先に来ているか、呼ばれても来たくないから来てないのかもね。」
「先にってきらりどの達もいっているのでありましょう。連絡はないのでありますか?」
どうやら、先に行った銀さんたちは他のみなさんがいることをしらないようで。
きらりたちは先についたので入ったのであろう。
「それが、さっきからしているんだけど全然つながらなくて」
と、歌。どうやらミルモが思いついた方法は空振りだったようだ。
「手当たりしだい探すしかなさそうでありますなぁ」
「でもここ道が複雑だけではなく、いろいろと仕掛けがあるみたいですよ。」
「どういうことでありますか?」
ハヤテの言葉にケロロは疑問を抱く。
「現に、さっきまでいたサトシたちがいなく・・・なってる!?」
ハヤテは自分の口にした言葉に驚く。
いままで気づいてなかったのか、今気づいたらしい。
「カラクリ屋敷みたいだね」
少し前に、サトシと十代が消えたらしい。仕掛けによって。
上層部本部によって考えられているらしい。すごいな。
サトシと十代は・・・?
「あれ?どこだよここ?」
「いきなり景色が変わったな。真っ暗だ。」
普通に探していただけなのだが、いきなり知らない場所に出た。
ここは地下みたいな場所だ。
「どうなっているんだ?」
「知るかって、でも先に明かりがないと探しようもないな。」
「だよなー。」
そうこう話しているうちにこつこつと、人の足音がした。
「「!!」」
二人はともるまばゆい光に、思わず目をすくめる。
「あなたたちは・・・。」
「だれ、ですか?」
サトシは問う。
「私はここに調査に来た官軍のものだ。」
「官軍?」
「ああ、私たちは書類を取りにきたのだが、、突然何ものかにおそわれて、ここに連れてこられた。」
「襲われた?」
「そうです、それでここから出るすべもなく、一週間が過ぎました。」
「さっき私たちって・・・。」
「私のほかに十数人います。・・・まぁいい。ここで話しても仕方がない。来てもらおうか。」
その言葉に二人は顔を見合わせる。
けっきょく、ついていくことになった。
「俺、サトシっていいます」
「俺は結城十代。よろしくな」
「宜しくお願いします。そうですねー・・・私は高次とでも名乗っておきますか。」
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「はぁ、はぁ」
「ガッシュ、大丈夫。」
「ウヌ、これくらい平気なのだ。」
息が上がっているガッシュに赤ずきんは声をかける。
ガッシュは戦いは慣れているのだからこれくらいは平気だろう。
だが、長引くと体力をうばわれる。
「その書類、なにがかかれているのかわからないけど渡しちゃえばいいんじゃない?」
と、赤ずきんは言うが
「絶対に渡しちゃあかんで!」
「私たちが聞いた話だと、この世界と向こうにかかわることが書いてあるらしいの。詳しくはわからないけど。とにかく渡したら駄目!」
葵と、紫穂はそう否定する。
「ここは、もう力ずくでもとおさせてもらうしかないな」
「そうみたいですね」
その敵に向き直る。今はルフィに姿をかえている。本物ではないから体が伸び縮みはしないのだが。
素早さだけはある。そいつが構えた時だった。
<ドがっ>
「!!」
上からなにやら落ちてきた。
それは、敵の上に乗ってひれうせる。
「あれ、ここどこだ?」
そこに現れた人物にあたりは騒然とする。
「なんでここにいるの?」
と、赤ずきん。
「おお、お前らもここにいるのか!」
と、そいつは明るく言った。
「ここでまさかの本人降臨ですか。」
「ウヌ・・・」
新たにくわわった人物は本物のルフィであった。本人は何も分からないようで、その場に立つ。
「あ、そこから動かないで!」
赤ずきんが言うと、ルフィはなんでだといわんばかりにひょいと下に降りる。
そして振り向くとうつぶせで倒れている偽ルフィがいた。
「あれ、、俺がいるぅぅぅ!!!!」
驚きと歓喜で声を上げるルフィ。
「なんでだ?」
「なんでだじゃなくて、はやくそいつとりおさえないと」
あせった様子で良守が言うとそいつはむくっと起き上がった。
そして、また姿を変えようとする。
「あ、馬鹿・・・」
今度はナルトになった。
「ああもう。」
と、紫穂はいうが、続けて
「書類もなくなっちゃったわよ」
「!」
「・・・?何言ってんだ?それよりスげーぞ!俺からまた姿を変えたぞこいつ!」
「空気よめや」
ガッシュはルフィがきて、敵がうつぶせになったところでこの場から離れたのだ。
良守、アルフォースも一緒に。
3人は書類を持って敵からの距離をとるだけでなく出口へ向かっていった。
「なるほど、やつが狙っているのは書類そのものですものね。」
とアレンは感心して言う。
そいつは、出口のほうへ向かおうとするが
「いかせないよ」
と、赤ずきんは足止めをしてここから先はいかせまいとする。
広い会議室。ここではパスワードをいくつか入れてたのだがなかなかさだまらないばかりか・・・
いろいろな仕掛けがきて会議室の原型がなくなろうとしてきた。
「お、おいやめねーか。もう」
「たぶんセキュルティーシステムだろ」
と、銀時とミルモ。
おそらくセキゅルティーによって上から針が落ちてきたり落とし穴ができたりとしてきて
全員、それをぎりぎりのところで避けてきた。
「無理やり開けようとしてもだめか・・・。」
と、きらりは残念そうに言う。
「徹底的なシステムだね。。」
もうこうなればあれしかないだろうに。
続きはまた。