「なんでこんなとこにいんだよ」
「それはこっちのセリフだってばよ。」
旧上層部本部内のどっかの広い会議室。
そこは、階段状の会議室のようで、ミルモと銀時は上を見上げて今ここへ来たのであろう訪問者と話している。
それはよく見知った人物で、同じアニメニーズのメンバーであった。
「俺たちは旧上層部本部をちょっと調査していただけだってば。」
「銀さんたちも来てたんだ。」
「ここは教室?それとも会議室なのかな。ねー、なーさん。」
「なー。」
「たぶん会議室なんじゃねーの?本部なんだしな。」
ナルト、ツナ、きらり、なーさん、一護の面々。この人たちは逆に上のほうから下をのぞいて話している。
「で、ここはどこなんだってばよ。」
「私たち、普通に廊下歩いてたらドアがあったんで開けて中に入ったら気づいたらここにいたんだ。」
ナルトはそう問い、きらりはその状況を説明する。
「あー、俺たちと同じパターンか」
「いいから、こっちこいよ。こんなにはなれてちゃ、不便だろ?」
「え、なんで」
「いいから、俺たちのほうが長くここにいるからな。」
もっともなことに、しぶしぶナルトたちは下に降りる。
「なんでまた銀さんたちはここにいるんだ?」
と、一護。
「ああー」
take13 仲間はだいたい同じところに集まる
「な、なんなのだ。」
突然襲ってきた何者かに、ガッシュはよけてその誰かに向き直る。
「それをよこせよ。」
「え・・・?」
そこにいたもの全員がその姿に驚愕する。
それはよく見知った・・・。
「ぎ・・・・・銀時?」
銀時の姿をしていたからだ。
「いいえ、よく似ているけど偽物です。」
「だな。出ている気がなにより違う。」
アレンと良守は戸惑いながらも言う。
「そうみたいね」
<ひゅん>
「うわぁ」
ガッシュに向かってふるう姿は銀時そのものであった。
その攻撃によけられずにあたってしまうガッシュ。
そのまま壁に叩きつけられる。
「ガッシュ!そいつ、その本を狙ってる!」
赤ずきんが叫ぶ。
「っそんなこと、、わかっているのだ!・・・!」
立ち上がろうとしたガッシュだったが、木刀はすぐそばまできていた。
もう少しで直撃だ。ーよけきれない
<ガッ>
その瞬間、なにかがその動きを止めた。
「っ!アルフォース!?」
止めたのはアルフォース。軽々と、その動きを止めて見せたところ、さすがである。
「ねぇ、君何者なの?」
アルフォースがそう問いかけると銀時もどきはにやっと笑い突然体がゆがみ始めた。
「!!」
「その姿は・・・!」
姿は見る見るうちにかわって、オレンジ色の頭の死神になった。
「こんどは一護ぽくなった!」
赤ずきんは驚いて言う。
その一護もどきはざんぱくとうを使い、アルフォースの腕をよける。
そして、再度ガッシュに向かって攻撃してきた。
だが・・。
「本は今俺が持っている。」
その良守の声に攻撃を途中でやめてまた姿を変え出した。
「・・・・・・・次はケロロ?」
ケロロもどきは良守に向かって飛び出す。
「結!」
だが、次の瞬間そいつは四角い結界に閉じ込められてそのまま地面へ落とされた。
この術も良守のものだ。
すると、また姿を変え始めて今度はミルモ見たくなった。
<ガシャン!>
「わ、われた?!」
ミルモもどきは、けつを使ってその頑丈にできているはずの結界を破った。
いわゆる、ケツアタックである。ミルモの必殺技だ。
「どうやら、いろいろと姿を変えられるらしいなぁ」
「それに、強い。」
葵と紫穂。
「それはまた厄介な相手なのだ」
ガッシュが言う。
「これじゃ、てこずりますね、一気に行きましょう」
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「なるほどな。」
広い会議室。銀時たちの説明が終わったところだ。
「じゃあ、パスワードかなにかわからないとここからでられないじゃねーか」
ナルトは言うが
「だからまあいってんだろ」
ミルモがそう言い返す。
「じゃあさ、適当にありそうな番号いれてみようよ。いつかは開くかもよ」
きらりが人差し指を出して提案を出す。
「ええー!そんなんで本当にでられるの!?」
ツナは不安になって口に出した。
「大丈夫。きっといつかは当たるよ」
自信げにきらりは言う。
「そんなんでいつあたるんだよ」
「なぁー・・・;;」
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<ぐおおおお!!>
「「!!」」
いきなりのうめき声にぴたっと喧嘩を止める二人。
振りかえると、そこにはたくさんの赤い光。
それは生物の眼であったが。。
「ぎゃぁぁぁ!なんだこれ!?」
「と、とにかく逃げるぞ!」
「ピカチュ!」
「クリー!」
二人と2匹はとにかく逃げていく。
「って、いきどまりじゃん!」
だが、すぐにいきずまり謎の生物たちは迫ってくる。
「ちょっ、とまれっ!」
<ビッン>
薫が両手を前に出すと、生物の動きが止まる。
「なんなんだよー!」
その手を上に動かすと、何体かの生物が浮き上がり、壁に叩きつけられた。
がたがた・・・壁にはへこみができ、それは崩れ落ちた。
これは薫の超能力である。
エドワードが明かりを近付けるとそれはモンスターであった。
姿をよくよく見れば、これはデゅエルモンスター。
名前はわからなかったが、これが何体かいた。
「なんだ?このモンスターの群れは」
さっきと違い、モンスターたちはおとなしくしている。
きっと、モンスターたちは薫たちのほうが強いと思ったのだろうか。。
そして、ゆっくりと向きを変えてきた方向に進むと、薫たちのほうを見た。
「つ、ついてこいってことかな」
「・・・・・・・・・」
二人と2匹はとりあえず、ついていくことにした。