牢屋にて

「くそっ!出せよ!!」
「僕達、何もやってません!」
「全部でたらめだっ!そんなの証拠にもならねぇよ!」
「どうしてそんなことしなければならないのですか!」
「…国民を守る王がこんなことをすると思っておるのか!?」
「ホントにさぁ…どうしてこんなのに巻き込まれなきゃいけないわけ?」
「出してください!」
「お願いします!俺達何も…!」

多種多様な声。そして、がたがたと暴れる音。
これはアニメニーズのものだ。
前回、上層部の施設破壊事件の重要参考人といわれてきたわけだが・・・。
ついた瞬間、なにも言われず、聞かずで牢にいれられた。
そりゃ、文句もいいたくなる。

「今さっき、上層部施設で君達のものと思われる証拠が見つかった。」

「!!なっ!」

その言葉に驚くアニメニーズ。

「我らの出す証拠は正確だと、君達がよく知っておろう。」

この世界の警察官が言う。

「…そいつはきっと偽者だ。真犯人が俺達を犯人に仕立てようと残したんだろう。」
「シカマル・・・!」

もっともなことを言うシカマルに、ナルトはうなずく。

「そうだそうだ!その時間帯、俺達は仲間と一緒にいた…!」
「…そうだな、アリバイはあるはずだ」

ナルトの意見に同意したのは一護。

「どうだか、分身かなにかでやったかもしれないだろ?」

「っ!」

そう、通常の3次元とは違い、ここは2次元なのだからなんでもありだ。

「でもそれって、真犯人が残したっていう可能性もないとはいえないよね。」

と、赤ずきん。

「ああ、だから君達以外の者が入った形跡がないか調べている。しばらくはそこでおとなしくしているんだな」

そういって、警察官はその場から去っていった。


take8  牢屋にて


ニュースは瞬く間に世界中に広がる。
もう、ミルモ王国や魔界なんかはパニックだ。
いろいろなうわさがたえない。

楓「本当に、何もやってないよね!」
ナギ「ハヤテは施設に突っ込むことはあるかもしれんが、そこまでする奴じゃない」
神楽「銀ちゃんはそんなこと絶対にしないアル!」
サクラ「あの馬鹿!何つかまってるのよ!」
夏美「ホントにひとさわがせなんだから!」
マモリ「…心配だわ。セナ」
草太「赤ずきん、大丈夫かな…」
社長「うわぁぁぁぁ!きらりちゃぁぁあぁぁん!!」
ヒカリ「絶対、無実なんだから!信じてるわよ、サトシ」
リルム「ミルモ様・・・」
ティオ「…なに王様がまきこまれてるのよ、あの馬鹿」
マイメロ「歌ちゃん・・・」
リナリー「アレン君、大丈夫かしら」
ナミ「まぁ、大丈夫とは思うけど…」
獄寺「十代目ー!俺は信じてますからー!!」
織姫「黒崎君・・・」
アスカ「十代・・・」
時音「早く戻ってきなさいよ、良守」

仲間達は、アニメニーズ、もとい主人公を信じていた。
でなきゃここまで一緒にいない。
にしても大人数だな。<いまさら


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牢の中。深刻である。
ついでにいっておけば、牢屋は超頑丈で攻撃しても壊れないし、
通信もワープもできない密室だ。

銀時「…にしても、大変なことになっちまったな」
セナ「まさか逮捕されるなんて」
ツナ「まだ決まったわけじゃ…」
ガッシュ「なんだか、あやしいのだ」
ミルモ「ああ、なんだか俺達…」
赤ずきん「意図的に捕らえられたような気がするだよね」
「「ああ(うぬ)」」
ナルト「どういうことだってばよ」
アレン「つまりなにか目的があって捕まえたとか」
サトシ「目的?」
ケロロ「目的って…」
一護「…俺達を消そうとしている…。」
『!!!』
良守「デス・ミリットならありえるかもな」
「うん」

なんかそうなんだろうなという空気が流れたとき。
<ぎりゅりゅりゅりゅ~>
誰かしら、おなかがなった。

ルフィ「もう、そんなことはどうでもいい!めしくわせろー!」
銀時「おまえなぁ…」
アレン「確かに、おなかが減ってきましたね。」
きらり「わたしもおなかぺこぺこだよぉ。」
ハヤテ「ならここに非常用の食料が・・・」

『さすがハヤテ!』
石流、執事!なんて言葉が上がる。
どこから出したのだろうか、
持ち歩いているのには大きすぎるものが食事に出された。

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「他のものの、形跡ははっけんされました!彼らは無実です!」

「・・・そうか。なら仕方あるまい」

廊下に警察官が二人、どうやら報告しているようである。
そのときであった。

<ドガッ>

「なっ!」

一人の警察官がいきなり倒れた。もう一人が腹を攻撃したからだ。

「…まさか、デス・ミリットがまぎれてるとはおもわないよね♪」

そいつは、不適に笑みを浮かべた。

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また戻って牢。

「無実が証明されましたので、ここからでられますよ。」


ミルモ「ほんとか!?」
セナ「よ、よかったー」
銀時「まぁ、そうなるわな」

「お食事は済まされたようですね。お詫びにデザートでもおごりましょう」


『マジでかー!!!』


甘党組はガチで喜ぶ。

「飲み物は牛乳以外なー」なんていいながら牢をでて、デザートを食べた。
それはいままでにない味だったという。

その後、アニメニーズは開放されて、
仲間に鉄拳を食らわせられるのであった。


この件は、一件落着ではあるがまだ気になることがある。
それは実のことだ。
光夜と連絡の取れない今、実のことも気になる。
本当に原点に戻ってしまったのか、無事なのかと。
そんなに心配は無用とは思うが、光夜たちも…。

そして、
物語はもっともっと過激を増すのである。

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