どうにか、つかまったものたちを救出し、敵さんもなぜか帰ってしまう。
ギャグだし、時間があれなのが傷すぎるが、それにしても一体なんだったんだろうか、あの騒ぎは。
一件落着と思いきや、物音で振り返る。
そこには・・・。
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「そうか・・・えいりあんがでてきてこわかったんだな・・・。」
「・・・もう大丈夫。」
それは、アーサーとノルが見えないなにかとたむろっている光景だった。
「・・・・・・」
「こいつらが脅えていたのはお前の殺気だったんだな。」
「・・・もうおちついてきたね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
みんな無言。目の前の光景に引いている、否脅えている。一部を除いて。
「うふふv」
「あ、アーサー・・・?」
「ノルがまた何かとはなしてるっぺ・・!」
「え、何これ、何の状況?」
「・・・・・さ、さぁ。」
「なに、してたんだっけ、俺ら。」
「肝試し?」
「・・・!」
何が何だかわからない状況に、沖田はなんのそぶりも見せずこたえる。
「じ、じゃあ、あれは・・・。」
「何言ってるの?あれは多分えいりあんよ。」
「う、うん。なんか幽霊みたいな能力をもったえいりあんだって、絶対!」
そうおもいたいよね、普通は。えいりあんもどうかと思いますけど・・。
「?どうしたんだ、お前ら。」
その様子に気づいたのかいないのか、アーサーは問う。
「えーと、君は何と話してたんだい?」
「何って・・・見えてなかったのかよっ?!」
「あのさ、アーサー。俺らはお前とは違うの。そうそう見えるものじゃないね。」
「・・・はぁ、あれはこの森のぬし・・ってわけじゃないが、この辺にすんでるらしい。騒ぎででてきたんだろ。」
「・・・・・・・・・・」
「・・・アーサー、彼帰ったよ。考え直してくれたみたい。」
「お、そうか」
「・・・・・もう深くは問わないようにするよ。」
「・・・まぁ早く戻ろうぜ。・・・何人かいない気がするんだが・・・。」
「・・・さっきフェリシアーノ君たちが逃げるように去っていってしまいましたよ。・・・ルートさんや銀さんたちもいるので心配は要らないと思いますが。」
「あー!あいつら逃げたな!」
「わ、私たちもいきましょう。」
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「あいつら、どこまでいってるあるか。遅いのである」
「そうですね・・」
「迷子二でもナッタンジャナイデスカ?」
「もう戻ってきてもイイころなんだけどねぇ・・・」
「皆様もお待ちかねですのに」
最初の出発場所。
そこで、バッシュ、リヒ、キャサリンにお登勢さんは、いまだに戻らないチームを待っていた。
すでに、何チームかゴールしており、優勝も決まっていた。
そのチームは・・・。
<ドドドドド>
ふと聞こえる音。こっちに向かってくるようだ。
「ヴェー・・・やっとついた。」
「やっと抜け出したみたいだな。」
ヴァルガス兄弟は一足早く着いたようだ。逃げ足が速いだけある。
「フェリシアーノッ・・・お前はこんなときは早いからな・・。」
「やっと追いついたわぁ・・。」
「・・・ここは、最初の場所か・・。」
「ああ、そうだな。」
上からルート、アントーニョ、銀さん、土方さんである。
「おまえら、遅いのである!もうとっくに優勝はきまっているぞっ!」
「え?!」
「はぁ、それより銀時。他の奴らはどうしたんだい?」
「ばばぁ・・。・・そのうちくるんじゃねー」
「みなさん、遅いですよー。もうバーベキュー始まっちゃいますよ。」
ティノである。
「ば、バーベキュー!!?」
「そういえばおなかすいたー」
「俺も食べるぞ、このやろー。」
「トマトもやくでー!」
「・・・優勝はどこになったんだよ」
「聞いて驚くなよー!ランボさんが優勝なんだもんね!!」
「まじでか」
「本当だよ、もうすこしで僕達も優勝だったんだから。」
というのはフゥ太。
「そうだね、ところでツナ君たちは・・?」
「それは・・。」
「おーい」
聞こえた声。残りの人たちも戻ってきたのである。
これで、全員そろった。
「や、やっと戻ってこれた・・・。」
「はひー。疲れました。」
「ん?なんだろうこのにおい・・・。」
「皆様、お疲れ様です。バーベキューのご用意できてますよ。」
「バーベキューアルか!もうおなかぺこぺこネ!」
「ずるいんだぞ!俺も食べるぞー!」
直行する神楽とアル。
「そういえば、夕食がまだでしたね。」
「俺達も行きましょ、十代目!」
「う、うん。そうだね。」
私も!おなかすいたー。と声が飛び交い、バーベキューが始まった。
騒がしく、時は過ぎていく。
もう夏休みも終盤だ。
・・・優勝チームは前にも行ったようにランボたちであるが、いざこざでどうでもよくなったのであった。
バーベキューでの肉の取り合いや、いつものじゃれあい。
いつもの彼かがもどりつつあり、最後には花火もあがったものだからけっこうイイ雰囲気で肝試しは終了ということになったのであった。
「・・・・・終わりよければすべてよしって奴だ。ツナたちも成長したしな。」
リボーンはやれやれといった感じで、みんなの元へ行った。