終わりよければすべてよし

残りの夏はみんな、思うがままにすごした。

秋葉原などの観光地をまわったり、ローデリヒさんのピアノの発表会にいったり。

グダグダとすごしたり、喧嘩したり・・・と何事もなく過ぎていく。

そして・・・・。

と、その前に。

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「よぉ、ヒバリっ!」

「・・・・・・なんだい?」

並森中の屋上。ヒバリとギルベルト。

「やっぱここにいたか!いつもここにいるもんなお前。」

「・・・・・・ふん。ここは並森がみわたせるからね。」

「あー、確かにそうだな、ケセセ・・・!」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

しばらく無言が続いた。

「・・・明日、国に帰る。」

「・・・ふーん、そう。」

「てっ!おまえそんだけかよっ!」

「だから、何?」

「だからって・・・;ま!俺様もこの風景見たかっただけだからよ!・・・気にすんなっ!」

「そう。」

ちらっと小鳥達の方を見る。

そこにはピヨちゃんとヒバートが2匹でたむろっている姿があった。

「ピヨちゃんもせっかく友達ができたのに離れなきゃならないなんてな」

「・・・・そうだね。」

「うおっ!同意しやがった!」

それには内心ギルも驚きだ。

「・・・帰るならはやくかえってくれない?」

「ケセセセセ!」

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ターミナルにて。

今日、帰国する彼らを見送りに来ました。

 

「またね、銀時!」

「おう、また遊びにこいよ。」

「うん!銀時もいつでも遊びにきてねー。」

「あ、あぁ。」

遊びに行く金がないのであるのだが(笑

「世話になったな。」

「いえ、こちらこそありがとうございました。」

「なかなか楽しかったんだぞ!」

「はは、アルフレッド、また野球しような!」

「ははは!そうだな!楽しみにしてるんだぞ!」

「アル、あまり大声だすなよ・・。まぁ、思い出にはなったな。」

「かわいいこに会えたし、お兄さんも満足v」

「おみやげも一杯買ったしねv」

「アイヤー、すごいみやげの量あるな。」

そう、おみやげもたくさんだ。とくに夏コミと秋葉原でのものが多い気がする。

「はは、楽しかったですよ、おっと・・・」

トリースやエドァルド、ライヴィスは荷物でほとんど顔が見えない。

「なんかうけるしー。」

「なんだかさみしくなるアルな。」

「そうだね。」

「あっという間に過ぎてしまいましたからね。」

「かえっちゃうのー?」

「またくるですよ!」

「日本最高でしたー。また機会があればきたいです!」

「またこればいい。」

「そうね。たまごやきつくってまってるわ。」

「・・・・・・・はい、期待しときますね。」

「えーと、楽しかったです。ありがとうございました。」

「そうかたくならんでええでー。たのしかったわー!!なぁロヴィーノっ!」

「!ち、近づくなコンチクショーが!」

「ありがとう、楽しかったわ。」

「いえ、エリザベータさんもお元気で。」

「ありがとうございました!」

「バジル君も元気でね。」

「ま、またこいよな!」

「機会があれば」

「世話になったのである。」

「ああ、元気でな。」

「また一緒に土方さんをぎゃふんといわせましょう」

「何言ってんだ総悟!」

「皆様、ご機嫌麗しゅう。」

「楽しかったぜ!」

「niceだった。」

「・・・・・・ゆっくりできて、よかった。」

「極限!また会おう!」

「ええ、皆さん元気で。」

「んだな」

そうこう別れの挨拶をしているところで、いよいよ飛行機の出発時間だ。

「もう時間だな。」

「ヴェー・・もう?じゃあまたね!」

「もいもい!」

「またくるヨロシー!!」

「元気で!」

「それではまた、お待ちしております。」

と、それぞれ帰路についた。

それぞれの日常に戻っていくのであった。

おわ・・・・<ドドド・・・>アレ?

いきなり地響きが。

「わー!余の、余のペットが逃げおったぞー!」

「えええええええ!?」

なんだか意味わかんないペット?が暴れていた。

「なんなんですかあれはー!」

「はひーまたでたんですかー?」

「こういうオチかよ!」

「HEROが退治をするんだぞ!」

「まて!時間がない、いくぞ!」

「あはっ☆」

ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ騒がしく、彼らは帰っていったのであった。

ため息は、とまらない。

☆END☆

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