「いらっしゃいませぇ~。キャワイイママさんたちがたくさんいますよー。ただいま夏休み特別セール中でーすvあ、そこのあなた、どうですかぁ~たのしいですよぉvv」
なにか勧誘してるようにも見えるが・・・。
「カマさん好きはどうぞーv普通の方にもたのしめるんですよぉー。本日もかまっ子倶楽部をよろしくお願いし・ま・すvv」
・・・そうここはかまっ子倶楽部。勧誘しているのは・・パー子だったりする。
「ちょっと、ちょっと、あなた達も進んでるんでしょうねー?」
パー子が振り返ると・・。
「ねぇそこのお兄さんv私と遊んでいきませんか?」
「かまっ子倶楽部はここやで♪私たちと遊ばへんかぁ?」
「ぶっ!」
その様子にパー子は吹いてしまった。
「の、乗りのりじゃねーか!すげー・・悪友すげー違和感ねー・・とくにフランちゃん!!」
あいつらも巻き込まれただけなのに、淡々とこなしている。いやじゃねーのか?
いや、そもそもそういう性格だったか?
状況を説明するのは簡単だ。
私・・いや、俺達は今女装している。なぜか、それはあのママに強引にだ。
人手が足りないから俺を朝早くから呼び出されたんだが、なぜかその途中に悪友どもに出くわしたらしい。
嫌がるもんだと思ったが、ご覧のとおりノリノリだ。・・・なれてんのかこういうの?
「なれてねー、こんなのだんじてなれてなんかねーよ。」
「!!」
ギルベルト・・・いやプー子であった。
「昔はよくあの二人に女装されたもんだが・・いまだに慣れねーな・・。てめーもよくやってられるな、銀時。」
「ちょ、プー子!今私はパー子よっ!ママだけはおこらせないでよ。何されるかわかんねーからね!」
「なっ」
「そうよ、あのお方は寛大である。今はおとなしく従うべき。」
新たなる侵入者。
「ヅラ・・・。」
「ヅラじゃない、ヅラ子だ。」
「・・・!あっ、てめぇ!あのことをまだ許したわけじゃねーからな!」
「あぁ・・・あのときの子か。パー子に似てかわいらしいではないか。あとはもう少しおとなしければいいぞ。」
「てめぇぇ・・・「あーまてまて、ヅラ子はいつもこんなんだから。早く店に戻ろうぜ。」
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「うー。。アルの・・ばかばかばかあー・・・・・・スーー」
「・・・アーサー、君ってやつは・・・。はぁ・・」
ため息をつきつつ、アーサーを背負って歩いているアルフレッド。
その隣には・・。
「わるいねー・・・まさかロヴィーノまでいるとはおもわなくてさ。」
「あー、いいんだ・・・・・兄さん達も酔いつぶれてるかと思ったが・・・どこいったんだ・・。」
「兄ちゃんたちいないなって思ったら、まさかあんなとこにいたなんて・・俺も行きたかったな・・。」
「すみません・・姉上達がまた何かしでしたみたいで・・。」
ロヴィーノを背負って歩いている、ルート。そして、フェリと新八。
「にしても、フランシスさんにアントーニョさん、ギルベルトさんはどこに行ったんでしょうね。」
「だな」
ティノと、スーさん。この二人は、おそらく酔いつぶれているであろう3人を抱えるために呼んだんだろう。
「姉上の話では、坂本さんが来ているって話ですから、もしかしたら・・・。」
「坂本?」
「あー知らないですよね。銀さんの昔の知り合いで・・今は宇宙で商売をしているって聞きました。」
「OH!宇宙かい!?いいねぇ。会ってみたいよ!」
「しばらく地球にいってるって話なんで、案外すぐにあえるかもしれませんね。」
「その、坂本と一緒にいるっていうんだな?」
「・・・可能性は低いですけど・・あの性格では「どこに行ったんぜよ!あの馬鹿もじゃもじゃは!」
ふと、声が。
「この声って・・・。」
「む、おんしら馬鹿もじゃもじゃみんかったきのー。いつもへらへらしてる馬鹿なやつじゃ」
「陸奥さん、そんなアバウトな説明じゃわかりませんって・・」
「おんし・・・たしか銀髪もじゃもじゃの・・」
「新八です。久しぶりです、陸奥さん。」
「そうじゃの・・・ところで・・」
「あ、そうですね。紹介しますよ。」
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「ら、らランボさんは今日もー元気だー!り、りリボーンをたおすんだもんねー!」
そういいながら、道を歩くランボ。
「ま、まてよランボ!もう!」
「あのアホ牛。」
「まぁいいじゃねーか。」
「もじゃもじゃだもんねー!」
ツナ、獄寺、山本、ランボ。
「もじゃもじゃー♪」
「てめーがもじゃもじゃだろうがアホ牛!」
「うわーw馬鹿寺がいじめるー!」
「獄寺君、ランボ嫌がってるよ。・・・ランボはさわがないで。」
喧嘩を始める二人をとめるツナ。
「ん?あの人は・・・」
「山本、どうしたの?」
「あれ、坂本さんじゃないか?」
「え、・・・本当だ。ランボは坂本さんのことを言ってたんだね。」
「あの方向は・・。ってアホ牛!?」
「もじゃー」
ランボは坂本のとこへ走っていった。
「あははははー!ちび久しぶりじゃきのー。」
「もじゃぁvvw」
まるで無邪気な子供二人である。
「坂本さん!」
「おーツナじゃなかー。久しぶりじゃきのー♪」
「は、はい・・・すみません、ランボが・・」
「あはははー♪いいんぜよ!かわいいのー♪」
「おっす、どこかいくんすか?」
「・・・・」
「今日は菊にあおうかと思うてのー。金時のとこいってきたじゃがー・・留守でいなかったんぜよ。あはははー」
「菊さんのところに」
「・・・たしかにこっちは菊の家だな。」
「ランボさんも菊のとこ行くんだもんねー!」
「なら一緒にいくぜよー♪」
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「へー坂本さんのつきそいなんだー♪」
「・・・まぁそんな感じぜよ。」
「なら俺達も坂本を探すんだぞ!」
「おいおい、この状況でか?むりがあるだろう」
そう、アルとルートはそれぞれ背負っているものがある。
「そんなの、ここにおいておけばいいじゃないか!」
「ひどっ!なにげにひどいこといってるよ、この人!」
「僕らが二人を送っててあげましょうか?」
「・・背負ってやんど。」
「ほんとかい?」
「・・・それで、陸奥さん。僕らからも聞きたいことがあるんですけど・・」
「何ぜよ?」
「えっと・・」
「えーとね、アントーニョ兄ちゃんが茶髪で、トマトがすきでね、フランシス兄ちゃんは金髪でかっこいいんだー、でね、ギルベルトは小鳥乗ってるよー。」
「・・・・まぁ・・そんな感じの外人だ。」
「・・・そんなのに似たようなやつがいたような気がするき。」
「え、本当ですか!?」
「かぶき町ぜよ。西郷殿に銀髪もじゃと一緒にひっぱられてたぜよ。」
「ちょ!それ早く言ってくださいよ!!!」
真顔で言う陸奥に勢いよく突っ込む新八。
「な、何?」
「引っ張られたって?西郷さんに・・・!?」
見る見るうちに顔が青くなっていく新八。
「どうしたんだぃ?」
「・・・・・わかりました・・・・・3人の居場所が・・・・。」
「えっ?」
「そ、それは本当か!?」
「ええ、その場所は・・・」
「その場所は・・・?」
「k「ん・・・なんだここ?ムキムキして・・・・・・って、ジャガイモ野郎!?」
新八の言葉をさえぎる。
ロヴィーノの目が覚めてしまったようだ。
「おはよう、兄ちゃん。」
「ちぎー!!こんな芋野郎に背負われていたなんて・・・!」
すぐに降りて、落ち込むロヴィーノ。
「うう・・・。」
「兄ちゃん、元気出して・・ね?」
それとほぼ同時に・・。
「う・・・・ん・・・アレ、俺は・・・?」
「あ、起きたのかい?おはよう、アーサー。」
「げっ!!アルフレッド!!なんでてめーに背負われてんだ!!」
すぐさま降りて叫ぶ。
「スナックすまいるで酔いつぶれている君をわざわざ迎えに来てやったんだぞ!迷惑だったんだぞっ!」
「そ、そうなのか!?そそうか、わざわざ迎えに・・・うれしいわけじゃないんだからな!」
早々ツンデレ発動なアーサー。
「君も素直になりなよー。」
「二人とも起きたみたいですし、かまっ子倶楽部にいってみますよ!」
「なんだい?そこは?」
「・・・行けばわかります。銀さんが要るってことは、坂本さんももしかしたら・・。」
「やつに会いにくるかもしれんの」
「その、かまっ子倶楽部にいけばいいのだな?」
「うん、いこう。兄ちゃん?」
「?なんだ?」
「そこに、アントーニョ兄ちゃんがいるかもしれないんだって。」
「なんだって!?あのアントーニョ野郎!」
「アーサー!俺達もいってみるんだぞ!」
「なんでだよっ!?」
「おもしろそうじゃないか!」
なんやかんやでかまっ子に行くことになった・・。
カオスになる予感。