別荘。枢軸側。
「ちわーす、アイス買ってきてやったぞー。」
「わーありがとー♪銀時!さぁはいってはいって」
「おう」
部屋の中に入っていく銀時。
「ああ、来たか。・・・兄さんはどうした?」
「あぁ、ギルは公園においてきた。」
「公園・・?」
「あぁ、多分お友達と遊んでんじゃねーの?」
「・・そうか。」
少々ため息交じりで言うルートだった。
と・・・
「こんにちわー」
「あれ、新八じゃねーか。」
「あ、来てくれたんだねっ!」
「えぇ、って何で銀さんもいるんですか?」
「アイス持ってきたんだよ。」
「・・・はぁ・・そうですか・・。ところでフェリシアーノさん、何でしょうか。」
「あ、うん上がってて!今もって来るから!」
「はい」
新八も中に入って、銀さんの横に座る。
「あれ、神楽ちゃんはいないんだ。ギルベルトさんも。」
「二人とも公園かどっかで遊んでんじゃねーの。」
「そうでしょうねー、ってもうアイス食ってるんですか!?」
「あぁ?いいだろ、暑いんだしよー。」
「はァ・・・L」
「持ってきたよー。はい!!」
しばらくして、フェリが包みを持ってきた。
「あ、ありがとうございます。。」
それを見て目を丸くする新八。
「誕生日だって聞いて!一生懸命考えたんだよー」
「ほんとにありがとうございます!」
なんかぽのぽの空気である。
そして、新八は銀時のほうをみる。
「・・・・・あれ、どうしてこっちみんの?」
じーとみる新八。ついでにフェリとルートも。
「あれ?なに?なんでこっちみてんのぉー!?」
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別荘。連合側。
[カキーン!!]
『うったー!これは長いぞっ!センターとったっ!3アウトチェンジっ!○○高校惜しかったっ!』
テレビから流れるのは甲子園の光景。
「OHー!すごいねーあの選手はっ!ぎりぎりでとったぞ!」
「そうっすねー。打球がもう少し長けりゃはいってたかもなのなー。」
これを見ているのはアルフレッドと山本。
野球にお熱なのであった。
その隣の部屋では・・・
「あら、アーサーさん。そのスコーン完成度高いわねー。」
「そ、そうか。お前の料理はかわんねーな。」
「わたしも腕を上げてきたわよ。」
・・・料理という名の兵器をつくるやからが集まっていた。
「あ、これ新作なんだけど・・。」
と、だしたのは真っ黒な。。ケーキのようなものだった。
「へぇー、変わってるな。」
こちらはおそろしくぽのぽのなのでした。
もどって公園辺り・・・
「あー、それはシー君のですよっ!」
「これはランボさんのだもんねぇー!」
「やめる、ランボ!」
「・・・ランボ、やめてやれば?」
「アイスも遊ぶのー?」
「・・・・・・ちがう」
「ねぇねぇ、むこうのジャングルジムたのしそうだよー。」
「シー君が一番乗りですよ!」
「フゥ太、いくね!」
「そうだねー。」
子供たちがわいわい遊んでいる。
そしてそれを見守っているのが。
「楽しそうだっぺ!」
「・・・うざい」
「まさかみんなで公園にくるなんてね、スーさん。」
「・・・・んだ・・・」
「ふふ、ランボくんたち楽しそうだね。」
「そ、そうだね、京子ちゃん。」
北欧組+ツナ&京子ちゃんの面々。
楽しいのはいいことだが・・・。
「あれー?」
「どーしたの?」
「あ、あれはいつかの女王きどりやろうですよっ!」
「神楽ねぇだ!おーい神楽ねぇ!!」
子供達が、何かを見つけたと思ったら神楽ちゃんみたいだ。
神楽ちゃんと一緒にいるやからといえば・・・。
「ん?フゥ太達アルなっ!げ、あのヤローもいるアル・・。」
「あれ?どうしたのお嬢ちゃん?」
「あーあのガキどもか。ここんとこ毎日きてるよなぁー。」
「そうだねぇー、ほほえましいようん。」
「そやなー。」
こいつら、悪友+マダオズである。
「今日はなにしてたアルか?」
「えーとね、鬼ごっこでしょ、砂遊びでしょ?あとジャングルジム!」
「ランボはいつも元気アルな!うざいけど。」
「あれ?いま暴言はかなかった?」
「シー君のどが渇いたですよ、何かないですかー?」
「そのへんの自販機で買うアルよ、ですよヤロー。」
「また言ってるし!」
「マダオ髭ヤローはだまってるネ。」
「あれ、それお兄さんはいってないよね?」
「ひどいなー、おじさん傷ついちゃうよ。」
「おれ、何も言ってない・・」
「おめーなんか黒いぜ?」
「機嫌悪くしたかいなー。」
「・・・定春」
「ワン!」
「いでぇぇぇっぇ!何でまた俺!?やるならあの髭だろ!?」
「ははは!気に入られてうらやましいわー。」
「あれ、お前まだいたの?アイス溶けちまうぞ?」
「うるせー!助けろ!アイスはてめーら連合のだぞ、ざまーmいだっ!!」
「・・・こいつ、銀さん以上に定春になつかれてるかもな」
「あ、そうアル。今日はフェリのところでいいものが出るかもって銀ちゃん言ってたアルな。早く行かないと!行くヨ、定春!」
「わん!」
ギルから離れて神楽とともにさっていく定春だった。
その場に倒れこむギル。
「行っちゃったかー。もう少し年上だったら口説いちゃってるかもなー。」
フランシスは倒れているギルの持っている袋を持って、
「俺は帰るかな、溶けてるアイス見て文句言われるのやだし。」
といって去っていった。
「そーや、ロヴィーノ探さへんとっ!きっと今頃ないてるやんなぁー。」
と、アントーニョも小走りに行ってしまった。
「さて、俺もいくかな、カワイコちゃんいるかなー。」
とシャマルも去っていった。
「いっちゃったですよー。」
「そうだねー。」
「ランボさんおなかすいたー。」
「じゃあ帰ろうか。」
「・・・・・はやく帰りたい。」
と子供達も(仮)保護者の元へ行く。
「・・・行きましたね。」
「・・・・んだな」
「なんでいかなかったの?」
「あいつらとかかわるとやっかいなことになるっぺ」
「・・・そこは繊細なんだね・・;」
「・・・何もなくてよかったー・・」
「ふふふ^^」
「帰るですよー。」
「え、もう帰るの?」
「まだあかるいっぺ」
「ふふ、見たいアニメがあるんだよねー。」
「そうですよっ!」
「おなかもすいたんだもんねー」
「・・・なら帰るか」
「そうだね」
彼らも路地へつく。
他の子供達も数がどんどん減っていって・・・。
暗くなって電灯がつく。
残るは不憫とマダオ。
「・・・おい、大丈夫か?」
「・・・ケセセ、俺様は不死身だぜ?あんなんでくたばるかよ!」
「あ、そう」
「くそー、二人とも俺を無視していきやがって。・・・帰るかな。」
「そうか、また寂しくなったらこいや。おじさん大概ここにいるから。」
「寂しくなんかねーよ、じゃな」
追記として・・・このあとギルが帰るとみんながみんな新八の誕生日会的なものをしていて、一人楽しすぎる思いをしたのは・・・別の話?(笑