公園は子供達の遊び場、いや公園はマダオの集い場だ(ひど

ここはかぶき町の公園。

子供達が、サッカーやらドッジボールやらでわいわい遊んでいる片隅のベンチ。

そこにはいつものようにタバコをふかして新聞を読むくつろいでいるマダオがいた。

「あーあ、俺も選挙出ればよかったかなー。いや、でも一応逃げてきた身だし・・。この前も試験に落ちちまって・・俺はこのままマダオ人生まっしぐらかー。。」

「あーあ、俺はちょっと遊びに行かないか聞いただけなのになんでか逃げていく・・。女の子かわいいのにー・・」

隣にいるのはシャマル。

「ドクター、またお前ふられたのか。」

「いや、ふられたわけじゃない。向こうはちょっと照れてるだけだって。」

「たふだなぁ・・。」

「こうポジティブじゃないとナンパはやってられねーよ。」

この二人、仲はまぁいいらしい。

「はぁぁーロヴィーノどこ行ってしもーたんやろ。あああ、親分失格やぁぁ!」

「はぁぁーアーサーの奴猫耳のことひっぱるだけであんなにぼっこすることないじゃん・・」

「はぁぁーちょっとアイス買いに出ただけなのに、エリザに殴られるわ、あの黒髪に攻撃されるわ、最悪だぜぇ・・」

「まぁいいんじゃねーの。アイツから逃がしてやったし、アイスとパフェおごってもらったしー。」

「てめぇ!おごってねぇよ、後で絶対かえしてもらうからなっ!」

「へぇへぇ、考えておきまーs・・・あ。」

「なんだよっ・・・げっ」

「「げっ」」

この4人。アントーニョ、フランシス、ギル、そして銀さん。

公園の中、いろいろ愚痴を吐きながら、ゆるゆると歩いていたが、ばったりと会ってしまったようだ。

「おっ、悪友ご対面!?」

「あーご無沙汰だなギル、エリザちゃんは元気ー?」

「いまエリザのことは話すなよ・・」

「アントーニョ、お前また何かあったのか。」

「ええっ!特に変わったことはないでぇ!いつもどうりやっ!」

「・・・意地はってるのがあやしいぜー」

「どうせロヴィーとなにかあったんだろー。」

「別にいつも道理やったんやでー。なぜかいきなり怒り出して出て行きよったん。」

「相変わらずだなてめぇは」

こいつらはこいつらでいろいろあるんだよなー。なんか銀さん空気。。

ー・・お、ありゃ長谷川さんじゃねーか。

近くのベンチに見知った顔を見つけた銀さん。

「あれ、長谷川さん?」

「あ、銀さんじゃねーか。」

「よぉ銀さん、神楽ちゃんは元気かー?」

「シャマル、てめーはいつもそればっかだな」

「女の子はみんなかわゆいんですー」

「どこがあんな奴・・・。」

「なぁ、銀さんアレ。」

長谷川さんは向こうでなにやら言い合ってる3人のほうに顔を向ける。

「あぁ、あれ悪友」

「次々に来日してるって本当だったのか。」

「まぁな、前にどんどん押し寄せてくるもんだからまーいっちゃってねぇー。」

「だからその買い物袋か?」

銀時は両手に袋をもっていた。中身はアイス。結構な量だ。

「あ、そうだったアイス溶けちまう。はやくフェリたちにもってかねーと。」

「へぇ、気は使うんだな。女の子には2本とかあげちゃえば。」

「しねぇよ、ないね。金はギルもちだしー。」

「ギル?」

「あー、銀髪。」

「そうか、銀さんといっしょだな、なんてアハハ。」

「一緒にすんな。じゃおれはけぇる。・・・おい、不憫ズ」

「「「不憫ってなんだよ(なんや)!!!」」」

「んじゃ、マダオで」

「「「それも問題だ(やわぁ)!!!」」」

息ぴったり。さすが悪友w

「はぁ、まいいやギル。」

「あん?」

銀時はギルに袋をひとつもたせる。

「てめぇらと連合の分だ。早くくわねぇととけるから。んじゃぁな。」

「またな銀さん」

「あ、金返せよっ!」

「・・・あー今度のジャンプは合併号だっけな・・」

こうして銀さんはもうひとつの袋を持って、枢軸のほうの別荘にむかった。

「いってしもうたなぁー。」

「あ、おじさんにもアイスあるかなぁ?」

「あ、俺も」

「ねーよ。」

「「がっくし」」

「そーいや、昨日いいキャバ見つけたんだけど、今夜にでもいかないかー?」

「キャバかいなー。ええなーいっぺん行ってみたかったんやー・・。あぁでもロヴィーノ探さんと。」

「・・・ボインいたか?」

「んー、それなりに?」

「ならいきたいぜぇー。ケセセセ」

「ギルはホントボイン好きやなぁ~」

「・・・勝手に言っとけ」

「その店の名前はなんなん?」

「ええと、確か・・・スナックすまいるだったかなー。」

「おいおい、スナックすまいるって・・・・」

「ん?なんだよマダオ。」

「や、やめといたほうがいいぜあそこは、なんせかぶき町一のキャバ嬢がいるんだぜ。」

「あぁ、あそこのスナックはかわいいこがおおいよなー。貧乳からボインまで若い子ばっかだし。たまにぶっとばされるけどいいとこだったなー。」

「へぇーそうなん」

「かぶき町一のキャバ嬢!?お兄さんいいとこみつけたかも」

「・・・なぁそこってさわっt<ガブッ>ぎゃぁぁ!!いでぇぇぇぇぇ!!」

ギルがなにか言おうとしたところに、でかくて白い犬。

そう、定春がまたもやギルに噛み付いたのである。

「わーでっかい犬や。血ぃでてるでギル♪」

「いいなぁ、なつかれてて、お兄さんにもなつかないかなぁ」

「ってー!!てめぇら見てないで助けろ!!いでぇぇぇぇ!!!」

「そやけど犬どこかで・・「定春ー!!」

女の子の声。

「わん!」

その声に反応したのか、ギルを離した。

「もう先にいっちゃだめヨー。あ、マダオズと不憫ズ」

「「「不憫ズいうな(やぁー)!!!」」」

本日2回目の呼ばわり。

神楽ちゃん登場でややこしく。。なるのか・・・??

戻る                  次へ