「おーい神楽、ややこしいことになる前にさっさと帰るぞー。」
「帰るアルか。わかったよ銀ちゃん。」
神楽はそういいながら定春を盛大に投げた。ものすごい力で。
そしてそれはあろうことか・・・
ペニーに当たってしまうのであった・・・・・。
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<ぎゃぁぁう>
<キャウン>
二つのうめきが響き渡る。
そして、二匹とも気絶した。
「あ、定春ぅー!!」
神楽は定春にしがみついた。
「定春ー!定春ー!」
「ん、あのでかい犬は・・・まさか。」
「あ、神楽アル。」
気づいたのは獄寺と王輝。
そこでそれぞれ気づいた。
「えーなんでルートがいるのぉ。お兄さん困っちゃう」
「まさか、お前らと出くわすとはな。」
「あは、こんにちは、ギルベルト君。」
そういったのはやたら背が高く、夏なのにマフラーをまいているイヴァン。
「よ、よぉ・・・」
「こ、こんにちわ。あの、この人は・・」
「ギルベルト君だよ。僕の家にいたときもあったんだ」
「けっ・・」
「は、はぁ・・。」(うわーこわ;)
「なんだよ、おめーらもきてたのかよ。」
「まーな。俺たちのほかにもまだ来るはずだぜ。」
銀時の問いに答えたのはアーサーだ。
「はぁ?聞いてないぞアーサー!俺たちだけじゃなかったのかぃ?」
「てめっ!一緒にいただろうがっ!聞いてなかったのか?あーあんときはゲームに夢中になってたんだっけか。」
「ぼくはきいたよ。トリースやライヴィスたちもくるんだぁ♪」
「そうアルか!ライヴィス来るアルか!」
定春は復活したみたいで、神楽はまたしても抱きついている。
「なにいってるアル。神楽、こんな奴相手にしないほうがいいアル。」
「ちょ、まって!みんな来るってどういうことですか!」
新八の発言。
「楽しくなりそーでいいんじゃねーの。」
と山本。
「フェリシアーノ、いつまで隠れてるんだ。」
ルートの後ろに隠れて縮まっているフェリ。
「ヴェー。怖いよー・・。」
「はぁ、、んなことはどうでもいいだろ。ほれフェリ。」
「ヴェ?何、銀時?」
銀時はフェリに鍵を渡した。
「菊の別荘の鍵だ。渡しといてくださいってよ。」
「あ、そうだ俺も。」
ツナも思い出したようにポケットから鍵を出して、アルフレッドにわたす。
「これ、菊さんからです。」
「おおっ!菊からかっ!気が利くじゃないか!」
「そういやぁ菊はどうしてるんだ?」
と聞いたのはアーサー。
「えっと、、それは・・。」
いいにくそうなツナ。
「あーなんか立ち入り禁止だってよ。絶対私のところには近づかないようにってさ・・」
「えー立ち入り禁止ィ??」
「なんか仕事が忙しいみたいで・・。」
「なんか、新聞屋さんが行ったらその人ぼろぼろになってたって聞いたアル。」
「ちょ、神楽ちゃん!!」
「菊はいったい何をやってるんだか。。」
「夏コミの準備ですよ、近いですし。」
「ああ・・。」
みんな納得。
「なんで知ってるの?新八くん。」
と聞いたのはツナ。
「このまえ聞いたんです。ってかおたくをなめないでください。」
「このメガネアイドルオタク。」
「うるせぇ!菊さんに愚痴ってやるっ!」
「まぁ皆。もう帰ろう、こんなところで立ち話もなんですし。長旅で疲れたでしょ?」
「そうですね!10代目!」
「だな」
「よし、じゃあ菊の別荘に行くぞ!ヒーローの俺についてこい!」
「なんでてめーのいうこと聞かないといけないんだ。」
「どんなかわいい子にあえるか楽しみだな。」
「じゃーな、神楽。また会うアル。」
「ふふふ」
「ケセセ!やっと別荘にいけるぜー」
「はぁ・・・やっとツナのおかげで終わったか・・。」
「おうネ!王!」
「いこうぜ、フェリ。」
「ヴェ。うん!」
「はぁ・・・帰りましょう。おなかもすいてきましたし。」
「ヴェーパスタがいいなぁー♪」
「作ってもって行きますよ。」
「わー♪ありがとう、新八!」
「いえいえ」
「あまり迷惑をかけるんじゃないぞ。」
「わかってるよ、ルート。」
こうして、彼らの騒がしい夏休みが始まったのであった。
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「わ、われを忘れるのではないぞ!」
「あたりめーだ、バカだし」(ぼそっ
ペニーは数時間後復活して、再び人々を騒ぎにさせるのであった。