再会

8月に入りました。夏だというのにまだ梅雨が明けてないようで、蒸し暑い日が続いております。

こんにちは、私は本田菊と申します。

今日、フェリシアーノくんやルートヴィッヒさんたちが私の家にやってくるようです。

来ていただくのはかまわないですが、この大変なときにたずねてきてもらっては困りますね・・・。

ここは銀さんやツナさんたちに任せておいて私のところへは近づかずにいてもらうしかありません。

すみません、二人ともよろしくお願いします。次は善処します。

 

・・・私はお仕事が詰まっていますので、ここで失礼させていただきます。

 

待ってろ夏コミィィィーー!!(本田ーー!?

 

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ここはターミナル。

俺はいまここに来るであろうやつらを待っているところだ。

「あ、きましたよ、銀さん。フェリシアーノさんたちです。」

やっときたみたいだな。

「やっほー!銀時っ!神楽!新八!定春ぅー!久しぶりー♪」

「こら、フェリシアーノ騒ぐな!・・・あー久しぶりだな、万事屋。」

「ケセセセ、日本超久しぶりすぎるぜー!」

「あー、うん、おひさー。」

「きゃほう!何かお土産持ってきたアルかー!?」

「久しぶりです。フェリシアーノさん、ルートヴィッヒさん。・・その銀髪の方が、ルートヴィッヒさんのお兄さんの・・」

「ギルベルトだ!よろしくなっ!!」

「ああ、よろしくな、俺は坂田銀時」

「よろしくお願いします、ギルベルトさん。僕は「メガネ」ちがうわぁぁぁ!!・・志村新八です。」

「神楽アル!こっちが定春ネ!」

「わん!」

それぞれ挨拶を交わす一行。

「・・銀髪と赤目アルかー・・。天パだったら銀ちゃんみたいヨ」

「あー確かにそうかも。」

「性格はまったく似てないとは思うが・・」

「ルート!ルート!定春ふわふわしてるー♪きっもちいいーvv」

見れば、フェリが定春を抱いていた。

「な、フェリ!!?」

「でけー犬だなっ!」

ギルが、定春に近づいていった。そっと手を伸ばすギル。

だが・・・。

「ぎぁぁぁぁ!!」

その場になんともいえぬ悲鳴が上がった。そう、定春はギルを噛んだのだ。

「兄さぁぁん!!?」

「うぎぁぁぁ!血ぃ!血ィ出てるぅ!」

次に悲鳴を上げたのはフェリ。

「あーあ、無暗に近づくから。」

「ちょ!神楽ちゃん、定春とめて!!このままじゃ騒ぎに・・」

「ほあちゃぁぁぁ!!」

<ドン!!>

神楽は次の瞬間、定春にキックを与えた。

その拍子にギルとフェリは定春から開放されたが、神楽と定春のイチャイチャ(しているように見える)が始まった。

逃げまとうあたりの人々。

「やめてぇぇ!もう騒ぎになってるしぃ!!」

「ヴェェー!・・ルートぉぉ!!」

「・・・ケセ・・セ・・・」

「二人とも大丈夫・・・じゃなさそうだな・・・」

フェリは泣いてルートに抱きつくし、ギルは血を流して半気絶状態だ。

「おい!兄さんっ!」

「うー・・・。・・・ヴェスト・・?っあぁ!!」

重症なギルをみあったルートだったが、ギルは思い出したように声を上げると、荷物をとりだし中をあけた。

「ピィー」

中身からかわいげな声がなった。

「よかったぜー!ピヨちゃん無事だったんだなーっ!」

中から取り出したのは鳥かご。中にはヒヨコが一匹。

「ヒヨコ・・?」

「ヴェー?」

「・・・・兄さん・・・;;」

「・・・ヒヨコって、動物を連れてきていいと思ってるんですかぁ!?」

動物を連れてくるなって、俺たちも現に連れてきてるじゃねーか・・あ、外国からか。

「平気だろ?他にもつれてきてた奴いたぜぇ?」

『え?』

ギルの指差したほうを見ると、まだじゃれあってる神楽と定春。

そのまた奥に、見たくもないような奴と、見慣れない生き物がいた。

その騒動にも辺りは混乱しているようだ。

その中に見慣れた奴がいた。アレ・・

ツナじゃねーか。

それに知り合いがちらほら。

「えぇー・・なんでアーサーたちがいるのぉ!?」

「連合の奴らか・・・ややこしいことになりそうだ・・;」

「なんであいつらがいんだよぉ・・。」

「あ、獄寺さんや山本さんも・・それに・・・」

「バカ王子もな。」

その見慣れない生き物のはバ・・・ハタ王子のペットであった。

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「ホホホ・・・今日はの、世のお気に入りのペットをつれてきたんじゃ。名はぺ二ーというメスじゃ。どうじゃ、かわいいだろぉ?」

この言葉はバ・・・ハタ王子のもので横にはなにやらうにょうにょしたイカに似たような気持ち悪いのがいる。

「なにいってやがる、バカ王子」

といったのは獄寺。

「バカといったな、バカと、世はハタ王子じゃ。のうじい」

「そうだ!この方は皇国星の王子、バカ王子だ。丁重に扱うように。」

「てめぇもばかっていったなぁ!この・・」

「DDDDD-!すごい生き物じゃないか、great!!」

「ほんと、すごねぇ♪」

「・・・おお、いい奴じゃのぉ。・・じゃろうじゃろう」

「何いってやがる、こんな生き物どうかうってんだ、こんなもんよりピクシーやユニコーンのほうが・・」

「君こそなにを言ってるんだい?アーサー」

「我はいいと思うアル!かわいいヨー。」

「王までなにっいって・・」

「おいおい、もっと広い心もちなよ、アーサー・・。いかすじゃないのさ。これでもメスなんだぞ。まぁ俺は人のマドモワゼルが好みだけど。」

「てめえは黙ってろ、フランシス・・たくどいつもこいつも・・;」

「まぁまぁいいじゃねーか、人それぞれってわけで。」

これは山本。

「う、うんせっかく久しぶりに会えたんだし。」

とツナ。

「そうじゃろうそうじゃろう。ほれ、ペニーも挨拶せんか。」

<ごおお>

と、そのときペニーは触覚でハタ王子をつぶした。

「ばっ・・ハタ王子ぃぃ!がっ!」

続いてじいも。

『!!!!!!!!』

「凶暴だぁぁ!!」

「ほんとにペットかよ!」

みんな逃げ回った。

そのときだ、銀さんたちが気づいたのは。

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