※take17の続きになります。
「赤ずきんっ!」
「アレンさん?」
書類をもった6人が外へ出てまもなく、煙幕がふりかかる。
煙幕がなくなると、そこに赤ずきんたちがかけこんできた。
そして、これまでのことを報告しあったのであった。
take19 新たな合流と違和感
「つまり、その敵と思われるものは逃げて行ったということでいいんだな?」
良守は確認して、周りを見渡す。
「ほんとに逃げて行ったのかは分からないけど」
「油断はできへんなぁ」
葵と紫穂。
「ガッシュ達は、書類を持って帰ったんだね!」
「そういうことだ」
赤ずきんの言葉に一護は賛同する。
「で、これからどうするんだってばよ」
「そうですね。まだ行方知れずの人を探すにしても・・・」
「ここ、広いもんねぇ」「なー・・・。」
ここは、旧上層部本部の一階のロビー。全部で11人+1匹のメンバーがいる。
上層部なだけあって、だいぶ広い。
みんなで探せば時間はもちろんかかるし、
いくつかにわかれたとしても、それなりにかかるだろう。
それ以前に、敵や罠が潜んでいるかもしれないのだ。簡単にはいかない。
「せめて、どこかいそうな場所が特定できればいいんだけど。」
うーーん。
みんなで考え込む。そこで最初に発言したのはルフィ。
「あー!いらいらする!!もう帰っていいか?」
どうやらこの空気が耐えられないらしい。
「なささっき一緒にいけばよかったじゃねーか」
と、一護。
「さっきのすげー奴とやれるとおもったから」
ごっともだ。
「じゃあさ、屋上は?」
「屋上?」
ナルトが提案する。
「屋上に敵が待ち構えてるかもしれないってばよ!」
「まぁ、理屈ではそうだよなぁ」
良守はうなずく。
大概は、決戦というのは建物内でいうと屋上が最適となっている。
「下はどうなっているのかしら」
と言ったのは紫穂。
さっきから地面を触っている。
「せや、薫たちは一階から落ちて行ったもんなぁ。」
と、下をみる葵。
「地下ならあり得るかもしれませんが、どういう構成になっているのかは・・・・・。」
「まって・・・!何か振動が伝わってくる。」
アレンの言葉を紫穂が遮った。
その言葉をきっかけに、振動が大きくなり周りに伝わってくる。
「うわぁぁ」
さらに、地面にひびが生えてきた。これはこの場にいるとやばい。
「ここからはなれるんだっ!」
<ガラガラガラ・・・・ドゴッッ!!!>
そこから現れたのは、大きな穴だった。
「な、何?」
その穴から人の手が伸びてつかみ、一人の人物が姿を現した。
さらに、穴からもう一人飛び出してくる。
「エドワード(さん)!」
「薫(ちゃん)!」
その穴から出てきた人物の名前を呼ぶ。
無事脱出できたようだ。
「おお!出られたっ!!」
「ふぅ・・・・」
「無事でよかったぁ」
安堵するきらり。
「みんなこっち着てもいいぞ!!」
エドワードは、両手を一度合わせると地面に両手をあてる。
すると、光がちりばんで、梯子が作られた。いわゆる錬金術というわけだ。
そこからぞろぞろと人が上がっていく。
そう、行方不明になっていた人たちだ。
「これって・・・!」
「行方不明になっていた人たちだよね?」
「けがはないみたいだね。良かったぁ」
「疲労はしてるみたい。ちゃんとなにか食べさせてあげないと。」
「薫、やったな」
と、女のコ陣。
「・・・と、あれ、ここロビーか?」
「戻れたみたいだ」
続いて出てきたのは、十代とサトシ。
「サトシ、十代」
「もうみんな上がったみたいですよ」
といいながら出てきたのはセナ。
「セナ君もっ!」
こうして、合流できたようだ。
「よっと!ロビーか。ちょうどいいところにでてきたな。」
とってきたのは、高次。
これで全員だ。
ロビーには結構な人数が集まっている。
これで一件は落着だ。
その頃ガッシュ達は・・・・・・。
「みんな、どこに行ってしまったのだ?」
ガッシュは一人、林の中を歩いていた。
なぜかって、他の5人と別れてしまったからだ。
屋敷を出た直後のことだ。
煙幕がまかれて、過ぎ去ったすぐに攻撃をさせられた。
それをよけるために散り散りに散ってしまったのだ。
「ウヌ?」
林を抜けると、ある人物がいた。
「ツナっ!」
「あ、ガッシュ君!!良かったー。書類は無事?」
ツナだった。ガッシュを見つけ笑顔を見せ、書類のことを聞く。
「書類はもちろん大丈夫なのだ。」
といいながらガッシュは書類を出して見せた。
「そう、良かった。・・・これで助かるよ」
「?」
ツナの言葉に少し疑問を抱くガッシュ。
「ツナ・・・?」
「・・・ねぇちょっとその書類見せてくれない?少しでいいんだ」
「なぜなのだ?」
「ちょっと・・・興味があって。いやならいいんだっ!別にっ!!」
いつものように少し遠慮がちなツナ。
「・・・う、ウヌ。少しだけなら・・・・・。」
そう云いながら書類を差し出すガッシュ。
「・・・ありがとう♪・・・ガッシュ・ベル国王様」
「!!!」
その瞬間、書類が手から離れそうになるのを止ようとするガッシュ。
しかし、あっけなくツナの手に書類は入っていく。
「・・・おぬし・・・何者なのだ?」
「何者って・・・何言ってるんだよ!俺は沢田綱吉。ツナだよっ!」
突然のことにツナはそうしかたなく伝える。
その言葉に少々いつもと違う違和感を感じるガッシュ。
「違うのだ・・・」
「え?」
「おぬしは、ツナじゃないのだっ!!」
ガッシュは仁王立ちできっぱりと言い切った。
その言葉に、ツナは下を向く。そしてまたガッシュのほうをみた。
その顔は、いつもの笑顔ではなく・・・
「ご明答・・・」
さっきまでとは違う黒さを持った笑顔で、そいつは呟いた。
なんだこの展開^p^
そして読みにくくてすみません;;
ようやくの19話。
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