Hi!シー君ですよ。
今面白いものを目撃しちまったんですよー。
なんと、アーサーのヤローたちが女装みたいなことしてるんですよーシシシ。
シー君はあそこに突入して、このカメラではずかしーい姿をとってやるのですよっ!
あとで見せてやるです、楽しみにしててくれてもいいですよっ。
シー君、もといピーターはかまっ子倶楽部に突入した!
「ティノさん、スーさんっ!」
「あ、京子ちゃんに、ハルちゃん」
「・・んだ」
「ご無沙汰してますっ!」
「うん、こんなところで合うなんてね」
「何だ京子、知り合いか!?」
「うんっ、ティノさんにスーさん。・・私のお兄ちゃんです」
「おう!よろしくなっ!」
「はい、元気なお兄さんですね」
「あれ、今日はシー君はいないんですねー。」
「ええ、今は多分家にいると思いますよ。」
「・・・そうだな」
「二人ともこんなところでどうしてたんですか?」
「・・・・うん、それはね・・・」
間。
「へぇーそうなんだー」
「ハル、驚きですー。大人の世界、侮れませんっ!」
「大人にはいろいろあるものなのだなっ!」
「僕達は、送るために呼ばれたので・・・今帰ってるんですよ。」
「そうなんですか。」
「あ、そうだ私たち今日感謝デーでケーキを買うんですっ!二人ともいきませんか?」
「・・・いいですよ。特によていもないですし。」
「んだな」
「京子、俺はフィールドウォークをやってくる!」
「お兄ちゃん、・・・うんがんばってね!」
「おう!行ってくる!気をつけろよ京子!」
「うん。」
走っていってしまったお兄さん。
「私たちも行こうか。」
「そうですね」
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「十代目、何でしょう、アレ?」
「さぁ・・・お店が外にまで・・。」
「ははは、大繁盛なのな」
「・・・・・ここは」
「・・・かまっ子倶楽部・・・いわゆるおかまバーです。こんなに広がってみるのは何年振りでしょうか・・」
「・・・・・・・・」
「おいしそうなにおいがするもんねー!」
「あ、いたきー!金時ー!!!」
このグループはかまっ子についた。
すぐさま銀時に気づいた坂本は走っていく。
というよりも、かまっ子・・・外に出るまでに大繁盛していた。
お客の出入りも頻繁。なぜこんなにも客がいるのか・・それは簡単なことだ。
まぁ、ぶっちゃけいえばいつもよりかわいい子がたくさんいるからである。
「あ、坂本さんっ!」
それを追いかけようとしたツナ君であったが。
「見つけたわよ、ツナ君vv」
「・・・・西郷さん?」
背後を西郷にとられてつかまってしまった。
「十代目ぇー!」
「ご、獄寺くん・・・どうなってるのー?」
「いま、ちょうどあなたを探してたの。あなたがいれば百人力よ」
「てめー十代目をはなせっ!このけだものやろうが!」
「・・・あら、あなたもやりたいのならいえばいいのにv」
「なっ!なにをーっ!」
「楽しそうなのなー」
ツナ君と獄寺君も新たな被害者になった。
「す、すごい。よくこれほどまで。ああっあそこにかわいらしいかたがっ!失礼させていただきます。」
<パシャ パシャ>
写真を取り出す本田さん。
「・・よく見れば見知った顔がたくさんいますねvvv」
「・・・・このお馬鹿さんたちが・・・・!」
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「!!みつけたぜよ、あのもじゃ野郎!今入っていったき!」
「何っ?!本当か!!?」
「・・・・・・どうやら被害は免れぬところに来たようです。」
「いよいよいくんだな、待ちくたびれたぞこんちくしょーが」
じっと店がだんだん大きくなるのを見ていた4人。
「行くぜよっ!」
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うわー・・。すげーわ、こんなにも客が来るなんて。
いままでこんなことあったか?外まででちゃって、醜態を広がせちゃってるじゃねーか・・・。
心の中でため息をつく銀さん。
ツナたちも巻き込まれたあげく、さわぎもでかくなってきてる。
視線も感じまくってるし・・一生の恥を使い果たしているような・・・。
「っ!!てめーピーターなにしてるっ!?」
ふと聞こえるアーサーの声。
「ちぇ、見つかっちゃったのですよ・・。」
悪態をつくシー君。その顔はトマトのごとく膨れ上がっていた。
手にはカメラを持ち、その手にしっかりと握られていた。
対するアーサーは・・天使のような格好で、見るに耐え難い。
だが特に本人は気にしてはいない様子。自負してるみたいですけども。
「その手に持っているものは何だ?」
「・・カメラですよ、思い出に皆さんの写真を撮っていたのですっ!」
「ほう・・・?」
「思い出に残すことはいいことなのですよ。後で焼きまわしして皆さんに渡すのですよっ!」
「・・そうかそうか・・・」
ご苦労なこったな・・とカメラを取って踏みつける。
「だからって隠し撮りはだめだっ!」
「なにをしてるんですかっ!一生懸命とったのですよっ!」
「だめだっ!ていうか、なんでこんなとこいんだよっ!」
「そんなことどうでもいいですよっ!いいかげんに認知してほしいのですよ。それかアーサーのヤローくたばりやがれです。」
「おい、なんつった・・・?」
全く・・・この二人は。
ちなみに、フィルムは無事。何かに使えるのがあったかもしれませんからね(笑
「バカモトー!」
「陸奥っ!?」
「探したぜよ、このもじゃもじゃめ」
この二人も再会したようであった。
「あははー。金時に会いに来ただけぜよー。」
「おい、てめーまたぶらぶらしてるのか。こりねーな」
「久しぶりだな。あまり変わってないようでよかった。」
「おうおう、やっと会えたき。金時、ヅラ!」
「銀だっての!たくっ」
「ヅラじゃない、ヅラ子だ」
相変わらずの3人。
「まぁいいき、こいつはつれて帰るぜよ。」
「あぁ、よろしくな」
「てめーは宇宙に帰れ」
「あははははーまた会おうぞー」
陸奥に連れて行かれる坂本を見ていたものは・・。
「坂本さん、やっぱりそうだったか・・。」
「・・・・・陸奥とやらのその気持ち分からなくもないな」
「うわー、ごういんだな」
「ご愁傷様です、坂本さん・・・」
「ロヴィーノー!!やっと会えたわー。」
「げっ!アントーニョ!」
二人は抱き合う形になる。といってもトニーもといアントーニョが強引にって感じだが。
「ごめんなー、あとでぎょうさんトマトかったるさかい」
「・・っ!離れろ!てかなんだよその格好は、気持ち悪い!!」
「えええええっ!気持ち悪い・・!?そんな・・子分にこんないわれるとめっさおちこむわー。」
「ヴェー・・ルートルート!この格好どうかな?」
「・・・・どうっていわれてもだな・・・。」
「似合ってると思いますよ。」
「!!って菊!いつの間にっ!」
「皆さん、お似合いすぎてもう・・・なんか・・・萌えじにそうです!!」
「そうよ、似合いすぎよっ!」
「エリザベータ・・・」
「・・・・あー勝手に行ってくれればいい・・・。」
なんだかテンションの高い菊と、エリザ。
「・・・よくもまぁ、この公衆のめんめんで・・・お馬鹿さんがっ!」
「好きでやってるんじゃねーよ。」
そこに割り込んできたのは獄寺であった。
「・・・・・まぁ、そうでしょうけど。場をわきまえてください」
ピアノを弾く場所もわきまえろよ、と思いつつも口にはしない獄寺であった。
「まぁまぁ、今の状況をたのしもうぜ」
「楽しめるかっ!」
山本の発言に怒鳴りつけるのも獄寺であった。
そんなこんなで・・・さわがしい一日が過ぎていくのであった。
夏休みもあと少し。