ハヤテのごとく!in白皇学院♪

太一「ココが…学校?」
ハヤテ「そうですよ。ここで勉学を学んで、運動したりするんです。」
ナギ「ま、退屈なところだがな。」
太一「ふーん。でもさ、大勢でするのはちょっと狭くないか?」
ハヤテ「え?」
ナギ「そうかもしれんが、校舎はココだけじゃないし、もっといろんな場所もある!すわってつまらん話を聞くだけならそうは感じないが、退屈は退屈だ。学校より家の方が落ち着くしな。」
ハヤテ「ナギお嬢様!なにいってるんですか。」

ナギのちょっとずれた話にハヤテはつっこむ。
ハヤテとナギが通う学校、白皇学院に太一とキムじいがいる。

ナギ「私は本当のことを言ったまでだぞ。」
ハヤテ「-・・とにかくせっかく来たんですから次からでも授業出ましょう。」
ナギ「太一はどうするのだ。」
ハヤテ「えーと…「ちょっとあんたたち!」

ハヤテの言葉をさえぎったのは…

ハヤテ「ヒナギクさん!」

桂ヒナギクだった。

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突然の声に言葉をさえぎられたハヤテ。
だがそれは後ろからでも前からでもなく、上から聞こえた。

ハヤテ「ヒナギクさん?なんでそこに?」
ナギ「どうせまたねこでもたすけたんだろ。」
太一「パンツまるみえー。」
ヒナギク「う、うるさいわね!わるい?!それよりこんなところに子供を連れてきていいと思ってるの?」

三人の言葉にパンツを隠しながら叫ぶ?ヒナギク。

ハヤテ「あ、それはですね…」
ナギ「太一が来たいといったから連れてきたまでだ。」
ハヤテ「太一君はココ(地球)にきて間もないんです。」
ナギ「だからココ(白皇学院)を案内してやろうと思ってな。」
ヒナギク「()がないと誤解するわね…。…案内しに来たって言うのは分かったわ。しょうがないから許すけど、その代わり…」
ハヤテ「その代わり?」
ヒナギク「ちゃんと受け止めなさいよ!!」
ハヤテ「え?…うわぁ!!」

<ドサッ>

いうが早いか、ヒナギクは木から飛び降りハヤテのところに覆いかぶさった。ハヤテの上にヒナギクが乗っかっていて、なんともはずかしい状況に。

ヒナギク「ふぅー…」

ため息を吐くヒナギク。

ハヤテ「あのー、ヒナギクさん?」
ヒナギク「何よ」
ハヤテ「えーと、早くどいてくれませんかね。」

ハヤテの言葉にヒナギクは事に気づくとあわててどいた。ヒナギクはハヤテからは見えないが、軽く頬を赤くしていた。

ヒナギク「わ、悪かったわね!校内案内でもなんでもしなさいよ!」
ハヤテ「は、はい。行きましょうか、お嬢様、太一く・・ん…?」
言いながら振り返るが、すでにそこには誰もいなかった。キムさんも。

<ヒューウ…>

<キーンコーン…カーンコーン…>

昼休みを告げる合図とともに冷たい風がハヤテを包み込んでいた。

ハヤテ「…アレ?」

********************


ナギ「…たくっ!ハヤテの奴。ハヤテの馬鹿!!」

ナギは悪態をつきながら太一やキムじいと歩いていた。

太一「あんた、もしかしてあいつにコレか?」

その様子を見ていた太一は、小指を出した。

ナギ「そ!そんなわけ、な…『あ』」、ナギちゃーん!!」

言葉をさえぎったのは

ナギ「む、泉ではないか」
泉「来てたんだぁ。」
理沙「わたし達もいるぞ。」
美希「貴重な登場だな。…ところでそちらさんは?」

上から、瀬川泉・朝風理沙・花菱美希。
ハヤテやナギのクラスメイトである。

ナギ「ああ、こいつは太一だ。校内を案内してやってるのだ。」
太一「ん、まぁよろしくな。」


理沙「へぇー、ハヤタ君は来てないのか?」
ナギ「…!べっ別に、知らん!その辺にいるんじゃないのか?!」
泉「…何かあったの?」
ナギ「な、なにもない!じゃなくてなんでもない!!」
美希「何かあったようだな。」
理沙「どうせ禄でもないことだろうが。」

ハヤテ「あ、お嬢様ー!!」

美希「うわさをすれば。」

向こうから走ってくるハヤタ、じゃなくてハヤテ。

ハヤテ「探しましたよ…お嬢様、太一君、キムさんも。」

少しだけ息を切らしているハヤテは言い切った。

美希「お疲れ気味だな、ハヤタくん。」
ハヤテ「!花菱さん!瀬川さんに朝風さんも…!」

一方ナギはそっぽを向いている。

泉「何があったのー?」
ハヤテ「何って…そんなたいしたことじゃないですけど…。」
ナギ「たいしたことなくない!」

その会話を太一はおもしろそうに見ていた。


「あれー?みんなどーしたの?」
割って入ってきたのは

泉「あ、桂センセー!」

桂雪路。一応先生でヒナギクの姉でもある。

理沙「たいしたことないんだけどさー。」

***

雪路「なるほどねー。…で、太一君どーよ白皇学院は?」
太一「別に」

太一はそっぽを向いていった。

雪路「あれ?」

ハヤテ「ですから、アレは単なる事故で、なんでもないですから!」
ナギ「本当か!?本当になんでもないんだな!」
ハヤテ「え、ええ・・・。」
ナギ「わ、分かった、許す、許してやらなくもないが…その、今度私と…デッデッーt…?」
理沙「なぁ、ハヤタ君今度動画研究会で手伝って欲しい事があるんだが」
泉「あ、そーだったー」
美希「よろしく頼むぞ。」
ナギ「お、お前ら!私がさきだぁぁ!」

雪路「た、太一くーん?」
太一「……(つーん)」


*****

歩「もぐもぐ……うーんやっぱりここの鯛焼きは最高だぁー。あんっ」
西沢歩。普通の人。。
歩「普通っていうなぁ~!」


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