ここはどこであるといったらいいのだろうか。
周りを見渡せば、真っ暗な空間で感覚さえもつかめない。
というか自分は今、何をしているのだろうか。
それさえもわからない。
<バリィィィン!!>
頭の中でなにかが割れる音がしたと思ったら、今度はせっかく目覚めた意識が遠のいていった。
7
「んんー…。」
私は少しうねり声を上げて眼を覚ました。
ゆっくりと起き上がる。
「どこだ?ここ…。」
まだ頭がぼやけている中、周りを見渡すがここがどこなのか、何をしていたのか、わからなかった。
そして、この人こそこの物語のヒロイン、もとい主人公の早川実である。
実「ムムッ!?アレは…!!」
私が見つけたのは少し離れているところにいる二人。
実「やっほー!!シカマル!多串君!」
二人の名前を呼びながら、二人のもとへかけていく。
シ&土「実!?」
少し驚いた感じのシカマル
多串じゃねぇ、とつぶやく土方
実「なーにしてるの?」
土「どーもこーもねーよ。」
シ「広場に行こうとしたらなぜかこの場所にいただけだ。」
実「広場…。」
そういえばという風に一回手をたたく。
実「うんうん!私も広場に行こうとしてたんだっけ!」
シ「で、もうここには誰もいないのか?」
俺たち以外で、とシカマルが口を開く。
実「よくわかんない!ここがどことか、今何時なのかとか、今みんなは学校なのかいろいろ。」
土「いや、最後のはいらねー。」
シ「今何時なのかも関係ないと思うぞ。」
実「ははっ!」
そんなやり取りをしてる3人だった。
ーどがぁぁぁん!!
3人「!!!!???」
それからまもなく、少し離れたところからの爆音ー
土「なんだ!?」
実「とにかくいってみよ!」
シ「ああ!」
3人は爆音のした方へ向かった。