自分が何をしていたぐらいは覚えとけ!

ここはどこであるといったらいいのだろうか。

周りを見渡せば、真っ暗な空間で感覚さえもつかめない。

というか自分は今、何をしているのだろうか。

それさえもわからない。

<バリィィィン!!>

頭の中でなにかが割れる音がしたと思ったら、今度はせっかく目覚めた意識が遠のいていった。


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「んんー…。」

私は少しうねり声を上げて眼を覚ました。

ゆっくりと起き上がる。

「どこだ?ここ…。」

まだ頭がぼやけている中、周りを見渡すがここがどこなのか、何をしていたのか、わからなかった。

そして、この人こそこの物語のヒロイン、もとい主人公の早川実である。

実「ムムッ!?アレは…!!」

私が見つけたのは少し離れているところにいる二人。

実「やっほー!!シカマル!多串君!」

二人の名前を呼びながら、二人のもとへかけていく。

シ&土「実!?」

少し驚いた感じのシカマル

多串じゃねぇ、とつぶやく土方

実「なーにしてるの?」

土「どーもこーもねーよ。」

シ「広場に行こうとしたらなぜかこの場所にいただけだ。」

実「広場…。」

そういえばという風に一回手をたたく。

実「うんうん!私も広場に行こうとしてたんだっけ!」

シ「で、もうここには誰もいないのか?」

俺たち以外で、とシカマルが口を開く。

実「よくわかんない!ここがどことか、今何時なのかとか、今みんなは学校なのかいろいろ。」

土「いや、最後のはいらねー。」

シ「今何時なのかも関係ないと思うぞ。」

実「ははっ!」

そんなやり取りをしてる3人だった。

 

ーどがぁぁぁん!!


3人「!!!!???」

それからまもなく、少し離れたところからの爆音ー

土「なんだ!?」

実「とにかくいってみよ!」

シ「ああ!」

3人は爆音のした方へ向かった。
 

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