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ー異空間ー
実「ところでツナ君たちはどうしてこんなところにいるの?」
ツナ「どうしてって…」
ツナはそれっきり黙ってしまった。
十代「それがよく覚えていないんだ。ここ数日何してたのか。」
実「十代!覚えてないって…?」
セナ「っていうか、気づいたらこの場所に居たんだよね。」
サトシ「ここ数日の記憶がなくなってる。」
実「記憶喪失!?ここにいるキャラみんな!?スゴッ!」
アレン「いや、それほどでもないですよ。それ以外は覚えているんですから。」
ルフィ「そーだ!気にする事じゃない!!」
一護「いや、ふつーなら気になるんじゃね?」
良守「うんうん、その間に何かあったら…。」
「いやいやいや、なにもないって」
肯定するアレンとルフィに対して否定する一護と良守。
そこに割って入ったのは実には聞きなれない声だった。
実(誰だろう?私の知らない人がいたなんて。どこかのアニメのオリキャラかな?)
「ただ気絶してただけだしな。」
また、別の声。
『気絶してた(だぁ)!?』
ほとんどのこの場にいたキャラたちが叫ぶ。
『なんで!?』
赤ずきん「なるほど、これで合点がいったね!」
きらり「気絶してたんだから、記憶がないのもあたりまえかぁ~。」
なーさん「ななぁ!?」(そうか!?)
ハヤテ「それで納得しちゃうんですか。」
『だからなんで!?』
「なんでって言われてもなぁ…。」
と、クリーム色の髪の子。
「説明するのめんどいし。」
と、銀髪の小さい子。
なぞの二人が言う。てか、誰?この人たち。
実「あのー取り込み中すみませんけど、どちら様で?あと、ココどこです?あと、何のアニメのキャラ?どうして私もここに?これから何かあるんですか?あなたたちと主人公たちの関係は?あとなんで気絶していたのにココに?」
どんどんヒートアップしていく実の質問。
『ストーップ!!』
ミルモ「そんないっぺんに質問しなくてもいいじゃねぇか。」
歌「そーだよね、応える方も大変…。」
「オレは光夜。こっちは白飛。んでここは異空間。オレらはアニメのキャラでもなんでもなくて、ちゅーこくしにココにつれてきた。
これからそれを話すとこだ。それとあいつらとは特に何もねー。ゆーかいされ、気絶していたヤツラをココに連れ出しただけ。
あとからきた3人は、オレらが独断で決めたアニメニーズの一員になってもらうために呼んだ。さっきのバズーカはこいつらが捕まった罰ゲームを否定したからなんだぞ。」
《何のためらいもなく全部応えたー!!!》
白飛「ほら、今ので分かっただろ?んじゃ、罰ゲームな。」
そういって白飛はフリフリの服もといメイド服と、黒と白の猫耳カチューシャを取り出す。
いわゆる猫耳モード、萌vなカッコをするのだ。
光夜、白飛からはなにやら黒いオーラがでてきている。
『いやいやいやいや~!!!!!』
一部を除き、否定したんだけど…。
『ギャァァァァァァ!!!!!』
猫耳モードにされた一行でした。(実たちも)
土方&シカ(なんで俺たちまで…!?)
実(みんなかわEー!!)
ーしばらくしてー
光夜「さて、本題に入るぞー。」
白飛「心して聞けよ。アニメニーズ諸君!」
ナルト「その前に・・・」
『このカッコどーにかしろォォ!!』
光夜「あー。帰るまでそのカッコな。」
白飛「しょうがないぜ、アニメニーズ諸君!」
『なっ!?』
ガッシュ「アニメニーズってなんなのだ?」
白飛「あり?いってなかったか?チーム、チーム名だよ、オメーらの。」
『はいっ!?』
光夜「んなことよりこれ見ろ。」
みんなの反応を余所に光夜はそういうと大画面が現れてぐちゃぐちゃになった紙が映る。
そこには…
ハヤテ「オマエノ ナカマハ イタダイタ。 ザマーミロ?」
片言で書かれた言葉をハヤテが読む。
十代「なんだこれ?」
白飛「オメーらの部屋とか荷物にあったんだよ。」
ツナ「ぇ、」
シカ「そーいうことか…」
実「あ!だから罰ゲーム!」
ナルト「どういことだってばよ?」
土方「つまりは気絶したテメーらを何者かがさらいその手紙を残し」
シカ「光夜さんにここに連れられてきて、罰ゲームを受けて」
実「そして、アニメニーズとして大活躍!!ってよくね?」
白飛「…まぁいいんじゃね?」
銀時「なにかっこつけてまとめてんだよ。」
アニメニーズ結成!!?
ーある謎の場所ー
「カプチーノちゃま、カプチーノちゃま。」
カプ「なんですか、レプリカ」
レプ「やつぅら、逃げたみたいでちゅよ。どうやら勘のいいのがたちゅけたようで。」
カプ「知っているよ。勘のよいやつがいるようで。」
レプ「いいんでちゅか?追わなくて。」
カプ「いいんです。ほおっておきましょう。……無難なのもいますがね。」
カプチーノはそういうとメガネをくいっと上げた。